Laplacianは8月31日、同ブランド最新作となるPCゲーム『未来ラジオと人工鳩』を発売しました。価格はパッケージ版8,800円(税抜)、サントラ付きダウンロード版8,800円(税込)、ダウンロード通常版7,800円(税込)。対応機種はWindows 7/8/8.1/10。
『未来ラジオと人工鳩』は、空を飛び回る無数の白い人工鳩によって“空”との“繋がり”を失ってしまった未来の世界を舞台にしたSFアドベンチャーゲーム。人類に空と繋がりを取り戻すために、1人の青年がラジオを再開発した。ありもののパーツを集めて修理したラジオ。——それは、未来の放送を受信する不思議なラジオだった。
世界観
2061年、日本。
人類は、“空”と“繋がり”を失っていた。
原因は鳥。
空を飛び回る、無数の白い人工鳩。
当初、地球を覆う通信インフラを確立するために放たれた人工鳩は
ある日を境に、電波を喰うようになった。
電波を喰い、果てしなく繁殖を続け、空を飛ぶ全ての鳥が人工鳩になった。
人類はまず、通信網を失った。
あらゆるものを無線化し、デジタルコミュニケーションに頼りきりだった人類は大混乱に陥った。
電波に乗って届く全ての情報が遮断され、
ハイテクの塊である飛行機は着陸すらままならなくなった。
人工鳩が電波を喰い始めた日、8機の飛行機が鳴山国際空港に堕ちた。
その後も空域の管理機能は復旧せず、当然の流れとして空港は閉鎖された。
こうして人類は、空を失った。
それから15年目のある日——。
人類に空と繋がりを取り戻すために、1人の青年がラジオを再開発した。
ありもののパーツを集めて修理したラジオ。
ストーリー
2061年7月10日、日曜日。千葉県鳴山市。
主人公・月見里ソラ(やまなしそら)は、ありもののパーツを繋ぎあわせてラジオを再開発した。
「……間に合った」
人工鳩が電波を喰うようになってちょうど15年目のその日。
父親が遺した固定型無線機で、ソラはラジオ放送を始めた。
慣れない放送が始まった翌日、ラジオが不思議な放送を受信する。
「–8月1日のオオゾラ落下事故の続報です。
第1ターミナル跡地で死亡したのは、月見里ソラさん。
その他、鳴山公空学園でも怪我人が出ています」
それは、未来からのラジオ放送だった。
「3週間後に……おれが、死ぬ……?」
放送を聞いたソラは15年振りに、鳴山空港第1ターミナル跡地に足を踏み入れる。
かつては日本の玄関口だった場所。そして、ソラが両親を失った場所。
その建物は朽ち果て、かつての威厳を失い、無数の人工鳩の巣になっていた。
そこでソラは、銀髪の少女に出会う。
指にとまった人工鳩の頭を撫でながら、少女はまっすぐにソラを見据える。
「……キミは、死なないよ」
呆然とするソラに、少女は静かに伝えた。
「わたしが、そう決めたから」
「ソラに……。あなたに、笑って空を見上げてほしいから」
製品仕様
【タイトル】未来ラジオと人工鳩
【ブランド】Laplacian
【発売日】2018年8月31日
【価格】8,800円(税込)
【ジャンル】SFADV
【対応OS】Windows 7/8/8.1/10
【種別】18禁