街でおきた殺人事件。
主人公・川蝉陽太の恩人でもある少女・孔雀石透子は殺人容疑で逮捕され、
自身が犯した殺害を供述する。
しかし、透子は証拠不十分で釈放――
周囲はそれを許さず、透子を大きな洋館に幽閉してしまう。
祖母がいなくなり一人暮らしとなった陽太は、透子と共に洋館で暮らすことを決意する。
そして、透子とは仲のいい少女・青葉梟みおん、暮らす委員長の燕沢夜、
クラスの変わり者、瑞葉伊鶴も加わり5人でも共同生活が始まる。
料理を作ったり、連絡を取り合ったり、他愛もない会話や喧嘩をしたり、
そんな生活を陽太は楽しいと感じていく。
しかし、少女は殺人など犯していない。誰かをかばっている。
もし、それが真実なら――
真犯人は誰なのか、なぜ透子は罪を被ろうとしているのか――
鳥籠に囚われた少女は、救うことはできるのか?